総合学習
7月6日の総合学習の時間は、千葉県にあるサッカークラブ、エクサス市原SC代表の常名秀則さんにお越しいただき講義をしていただきました。
サッカー少年だった常名さんは16歳の時に単身ブラジルに渡り8年間過ごし、同時期にブラジルでプレーしていた三浦知良(カズ)さんとも親交のある方です。
今でこそ、サッカー留学という言葉がよく使われる時代になりましたが、20年以上前の当時はサッカーをやるために海外に行くというのは大変な時代でした。
ブラジルはポルトガル語ですが、オブリガード(ありがとう)という単語しか知らずにブラジルに行き、辞書を片手にひとつづつ単語を覚えた苦労話や、夢を思い続けて実現する大切さ、異国の地でのコミュニケーションの取り方の重要性を実体験を交えながら、優しい語り口で話してくれました。
常名さんの講義の中で、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」 という言葉が出てきました。
これは常名さんが、エドゥというチームメートで元ブラジル代表選手のバースデーパーティーに出席した時のエピソードですが、エドゥは皆が帰るときに立ち上がってひとりひとりと握手をして感謝のお礼をしたのですが、10歳も年下の常名さんにも同様に接してくれて感動したそうです。 有名になっても、お金持ちになっても、感謝と謙虚さは人間としてとても大切なことです。
アストラ生も、実る稲穂になって、感謝と謙虚さを忘れずに人を感動させる姿勢を身に着けてもらいたいと思いましたし、我々スタッフも同様に身の引き締まる思いでした。
講義の後は中・高ともにトレーニングでしたが、中学生のゲーム形式のトレーニングでは常名さんが飛び入りで参加してくれました。
初めての場面でも気後れすることなく、自然に溶け込んでしまう常名さんの人柄を感じた場面でした。
常名さんありがとうございました。